評価:★★☆☆☆
喩えるなら 『 渋すぎるハードボイルドたちのクドすぎる戦い』
1995 アメリカ "HEAT"
クドすぎる、そして眠すぎる171分(ながっ!)だった。
次々と大犯罪を起こしていくLAのマフィアのボスのニール(デ・ニーロ)と、それを追い詰める腕利き刑事ヴェンセント(アル・パチーノ)の対決と奇妙な縁と友情。。
。。なのだが、彼らを取り巻く脇役のものすごくどうでもいい話に焦点が当たりすぎて、本筋の話がちっとも進まない。例えば、登場する女達はだいたい全員浮気してて、男たちの仕事の妨害ばっかりしてイライラさせてくる。
あと、キャラクターが多すぎて大混乱。そして、ようやく名前を覚えた頃にはそのキャラはサクッと死んでしまう。。
レオン(1994)の翌年のナタリー・ポートマンも出てきて感動! とおもいきや、ほんとにヒドい扱いだった。俳優陣充実しているのに、なんかもったいない。。
『ハードボイルドな道に生きる、渋い男たちの雰囲気』にどっぷり浸れる雰囲気映画であった。しかし、『ゴッドファーザー』を一度も寝ずに最後まで観れたことのない自分には、雰囲気だけで三時間は全く耐えられなかった。
メインの二人の話に絞って、二時間位でサクッとまとめてもらいたかった。
どうでもいいけど、ニールの部下のクリスの役者さん、地獄のミサワにそっくりだとおもうんだけどどうだろうか。
ヴァル・キルマー